CATEGORY 造り手訪問
ブドウの収穫真っ最中! 今年の出来はどうかな?
今年は、海外に行けなかった分、zoomやライン、Facebookなどで、
生産者から直接情報をもらったり、お話を聞ける機会が多くあり、
無意識ながら新しい生活様式になっているのかな?と思う、今日この頃です。
今年の収穫は大変です
ラフォレさんのところは、ほぼ例年通り収穫人が集まってくれたようですが、
多くの蔵、例えばボルドーの有名シャトーなど特に大きな蔵は、
外国人の季節労働者に収穫をお願いしているので、
その人たちがコロナで収穫に来られないらしく、大変困っているということです。
大慌てで、収穫機を買おうか…、などの検討もされているとか。
また、収穫の時もマスクの着用、離れて作業しないといけないとか、コロナ対策
をしながらの収穫だそうです。
ブドウの出来は?
ラフォレさんのところでは、8月25日(火)から収穫が始まりました。
春と夏が晴天に恵まれたおかけで、とても早熟な年となりました。
7月の終わりからは、とても乾燥し厳しい暑さが続いて、
そのため今年のブドウはしっかり完熟し、とても凝縮しています。
皮がとても厚く、果汁は既にしっかりと色付いています。
今年は2015年に似たとても素晴らしいヴィンテージになると思います。
乾燥状態が続き、質は良いものになりましたが、量は期待したようにはいきませんでした。
8月29日(土)にボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020のプレスを行いました。
色調は既にとても濃く、美しい赤紫色をしています。香りは、さくらんぼと
ラズベリーの香りが十分溶け込んでいます。
味わいは、どちらかというと黒い果実が強く感じられ、余韻は長く続きます。
私たちは、とても期待できそうなこのヴィンテージの質に大変満足しています。
力強さを伴った素晴らしいバランスを持っています。
今年のラッフォレさんのボージョレ・ヴィラージュ・ヌ-ヴォも期待大ですね。
そもそも、ラフォレさんはヌーヴォを造っていませんでした。
通常に造っていたワインがとても美味しかったので、
「このヌーヴォ(新酒)を飲んでみたい!ぜひ造って欲しい。」
とお願いして、私たちの為だけに造ってくれています♪