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CATEGORY REPORT 2015

2015年9月6日オーガニック映画祭!

オーガニック映画祭 2015年9月6日(日)に決定!


ようやく、第5回目の映画祭の日程等が決まりました。5回目になりますと、
「今年はいつですか?」と聞いてくれる方もいらして、嬉しい限りです。


開催にあたり、一番の悩みが場所選びです。
アクセスの良さや会場の広さ、設備、使用料等を考慮すると
なかなかココって場所が難しいのです。
でも、今回はすみません、そのすべての条件を振り切って
「大阪府立農芸高校」を会場に、生徒たちと共同開催することにしました。
100年近い歴史のある学校で、農業だけでなく、近畿では唯一、畜産も教えている高校です。
しかし、大阪府の厳しい財政により、学校自体の存続も危ぶまれているとか。
全国には9万人の農芸高校生がおり、来年には「農芸高校生の甲子園」ともいうべき、
研究発表会が大阪府で、しかも府立農芸高校が担当することとなっています。
これは、ぜひ応援せねば!!と。
会場としていただくことで、一人でも多くの方に、農芸高校を知ってもらいたいと思い、
共同開催となりました。


学生にミツバチと農薬の関係をお話すると、即座に「ミツバチがいなくなったら困る!
受粉どうするん?」と。農、食、命が彼らにはきちんと繋がっているんだと感心しました。


学生生活においては、牛の担当者は、朝6時の乳搾りにはじまり、
授業、そして放課後には牛舎の掃除や餌の準備。農芸課はひたすら草ひき…。
果樹担当は、新しい品種の発見の研究をしたり。
また、合鴨農法の田んぼの鴨は時期がくれば自分たちでもさばき、
さらに豚をさばくこともあるそうです。


農業に関しては、あくまで高校生の授業なので、基本的には慣行農業(実際は50%減の減農薬栽培)を、教科書レベルで有機農法も学びます。
農薬を使わなくて出来るなら、使いたくないと思うのは皆同じです。
しかし、方法がわからない。
でも、大阪にも有機農家はたくさんいます。
映画祭を通して有機農家さんと学生、先生が交流することで、
何か面白いことが起こるのではないかとワクワクしています。


非常にアクセスの悪い、また手狭な場所ではありますが、
ぜひ、ご来場いただき彼らの姿を(映画も)見て欲しいと思います。


上映作品は、まだ検討中なので詳しくは次号でお知らせします。
「遺伝子組み換えってなに?」「大地の学校」は上映したいと思っています。
また、講演は、学生のプロジェクト発表です。これがなかなか見応えあるんですよ。


映画以外にも、学生が行う農芸高校ツアーやふれあい動物コーナーなど、
楽しいイベントも企画中! もちろんお楽しみのマーケットも開催予定です。
ぜひ、9月6日(日)は、空けておいてくださいね。よろしくお願いいたします。   

管理栄養士 坂東武子