直輸入ワインと自然食品の店 ばんどう酒店

桜の園

桜の園 お茶

桜の園 熊本県水俣市
1927年(昭和2年)初代の松本勝喜さんがお茶園の開拓を始め、翌年最初のお茶を植えたところから始まりました。
現在は4代目となる松本和也さんがお茶作りを継承しています。
和也さんは、高校を卒業後、静岡の野菜・茶業試験場で勉強し家業を手伝い始めました。
小さなころから畑が遊び場で、家業を継ぐことには、何の抵抗がなく、むしろ早く継ぎたいと思っていたそうですよ。

桜の園1 桜の園2

はじめは、何もわからず、言われるがままに農作業・農薬散布を行っていましたが、害虫や病気がなくなるわけではないし、目や頭が痛くなるし、
「これって意味があるのかな?」
とモヤモヤしながら仕事をしていたそうです。
そんな時、無農薬でお茶を作っているという記事をみて、一目散に現地に駆け付け、畑を見て
“これなら出来るのではないか!?”
と思って、それをきっかけに、1990年から徐々に無農薬に切り替えはじめました。
肥料も人が口に入れても大丈夫なものに変え、最終的には3ha全ての畑を無農薬・無化学肥料に変えました。
また、2005年からは、一切の農薬はもちろん、肥料の使わない自然栽培にも取り組んでいます。

●樹齢90年以上の在来種

桜の園3 桜の園4 桜の園5

今、お茶といえば挿し木で増やす、やぶきた種が主流になっていますが、 やぶきた種が開発される前は、お茶は種から育てていました。当然1つ1つ違う遺伝子を持つので、畑の樹が個性バラバラなものになり、自然の多様性から見れば環境に強いと言えますが、芽の出方や成長もバラバラなので、収穫のタイミングが難しく、また製品として不揃いになるので、価値が低くみられてしまいます。
でも、このお茶が美味しいのです!
もちろん、やぶきた種は上品で素晴らしいのですが、在来種にはまた違ったよさがあるのです。
在来種は、野性的で、荒々しい部分もありますが、味に深みがあります。強いけどなめらかで、後口に甘さがあり、もう一度飲みたくなる味わいです。

桜野園は、水俣という辛い歴史がある土地だからこそ、より安全に安心して飲んでもらえる美味しいお茶を目指しているのだと思います。
トラクターも天ぷら油の廃油で動かし、環境への配慮も半端ではありません。

小さな家族経営のお茶園“桜の園”さんには、たくさんの温かいものを感じます。ぜひ、美味しいお茶で一福してくださいね。

●桜の園 商品紹介

桜野煎茶(やぶきた種)

桜野煎茶(やぶきた種)

¥1,000(100g)

桜の園のメインアイテム。大変上品で綺麗なお茶です。

結ゆい(在来種:初代が種から植えたお茶)

¥1,000(80g)

種から育てた在来種を自然栽培した茶葉。
力強く味わい深いお茶です。

一福ほうじ茶(秋冬番茶)

¥420(80g)

秋冬摘みの熟成した茶葉を遠赤焙煎しました。
どこか懐かしい香ばしさと、やさしい口あたりです。
なにげに一番手がかかっているそうですよ。

むかし釜茶

¥600(50g)

昔ながらの釜炒り茶をめざし、自然栽培・在来種の茶葉をしおらせて独特な香気を引きだし、釜でじっくり炒りあげました。
中国茶のような感じです。熟成させるとさらに美味しいです。

さくら紅茶

¥450(60g)

二番茶を完全醗酵させた、渋みが穏やかで、ストレートで飲んで欲しい紅茶です。
オーガニックの基準が厳しいドイツや紅茶の国イギリスでも大変人気の紅茶です。

ティーバックのお茶

1パック500ml分です。水でもお湯でも美味しく頂けます!

緑茶 ¥550(2.5g × 20パック)
紅茶 ¥550(2.5g × 20パック)
ほうじ茶 ¥360(2.5g × 20パック)

おいしくお茶が入れられる急須

茶葉の様子を見ながら入れられると、松本さんおすすめの急須です。

ふた無し急須

ふた無し急須(白・茶) 各¥2,000



※ 価格は税抜表示です。