CATEGORY REPORT 2014
11月14日は世界糖尿デー
今月、11月14日は世界糖尿デーです。
世界糖尿デーは、糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受け、
世界規模で糖尿病に対する注意を喚起しようと、IDFと世界保健機関(WHO)によって
1991年に開始され、2007年には国連の公式の日となりました。
今、糖尿病患者は世界でどのくらいいるかご存知でしょうか?
世界の糖尿病人口は3億8200万人にも及んでおり、また世界すべての国で増加しています。
その内訳は、1位は中国で9840万人、2位のインドは6507万人、3位アメリカ2240万人、
次いでブラジル、ロシア、メキシコ、インドネシア、ドイツ、エジプト、
そして日本は720万人で世界10位の立派な糖尿病大国になってしまっています。
そして、病気と共に増えるのが、医療費です。
平成25年度は、5年連続過去最高の約39兆円。
国民一人当たりにすると、30万円以上にもなります。
せっかくのお金、もっと楽しいことに使いたいですよね。
糖尿病は、遺伝だから仕方がないと思っていませんか?
それは、違います。確かに遺伝要因はありますが、それよりも影響があるのは、
環境要因(生活習慣)です。(Ⅱ型糖尿病)
食べたものが分解され糖になって、
「さぁ、細胞の中に入ってエネルギーに変わるぞ!」と思ったときに、
細胞内に入れず、血中に溜まってしまう病気です。
インスリン分泌不足や作用が悪くなるのが原因で、過食や肥満、運動不足は
それを助長してしまいます。
糖尿病は、痛くもかゆくもありません。なので、つい放ったらかしにしがちです。
でも、進行するとあらゆる合併症を引き起こす怖い病気なのです。
病気になってから「どうしよう」ではなく、
ならないように日頃から気をつけましょう~!
『健康は財産!! 元気は幸福!!』
【管理栄養士 坂東武子】