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ばんどう酒店のニュースレター

emu's view ~栄養士の視点~

CATEGORY REPORT 2014

飲みすぎてしまったら~

年末年始、飲みすぎないように! と思ってもついつい飲み過ぎてしまいますよね。
アルコールの分解能力は、個人差が大きいですので、
自分の限界をきちんと知っておくことがまず大切です。


体重60kgの人がビール大瓶1本を処理するのにおよそ3時間もかかり、
また日本酒3合を飲んだとすると、体内からアルコールが消えるのに、
およそ9時間もかかってしまいます。
しかし、控えようと思っても、「あぁ~飲み過ぎてしまった…」と思うのがこの時期。
今回は、飲み過ぎてしまった時の対処法をご紹介します。

まずは、悪酔いをしないために!


① チェイサー(やわらぎ水)を一緒に! お酒を飲みながら、水も時々飲みましょう。
  胃の中でアルコール吸収が緩やかになり、二日酔いを防ぎます。
② アルコール分解酵素を含む「柿」。飲酒前後に食べると二日酔い対策にも!
③ ビタミンCには、アルコール、アセトアルデヒドの毒性を弱める働きがあ
  り、肝臓を守るのに有効です。
  揚げものにレモンをかける。食後に果物を食べるのもいいですね。
④ 飲んだ日は、寝る前に500ml以上の水を飲みましょう。
  飲酒は、飲んだ分以上の水分が失われます。
脱水は、頭痛、吐き気、だるさ、食欲不振といった
二日酔いの症状を招きます。水を飲んで寝るだけで、ずいぶん違いますよ。
 

二日酔い対策!

 
① まず、体内のアルコールや分解物を外に出すことが先決です。 
  アルコールで脱水している身体に、しっかり水分補給をしつつ、
  お茶などにあるカフェインの利尿作用も活用して、尿から排出しましょう。
② 肝臓の強い味方はシジミ汁。シジミには、タウリン、オルニチンなど疲労回復、
  肝機能強化に働く栄養素が豊富です。シジミ以外でも魚介の入ったおみそ汁を!
③ 疲労回復にすばやく効く天然の甘味料のはちみつ。
  ティスプーン1杯で、アルコールによる低血糖を回復します。
  また、胃腸機能を整えるので、便秘と下痢にも有効、胃潰瘍など荒れた
  胃腸の改善にも役に立ちます。


ちなみに、飲酒前に牛乳を飲むは、あまり効果がないようです。
空腹で飲酒するよりはましですが…。
それなら、緑茶がオススメです。
緑茶に含まれるカテキンは、アルコールの吸収を阻害する働きがあるので、
吸収がゆっくりになるようです!

【管理栄養士 坂東武子】