CATEGORY REPORT 2014
実りの秋ですね!
秋といえば、もっぱら食欲の秋の私ですが…。
栗、さつま芋、枝豆、里芋など、実りの秋は色々ありますが、
その中でも最も楽しみなのが新米です。
今年は各地で大雨による災害が相次ぎ、農家さんは本当にご苦労が多かったことと思います。
色々な思いと、大変なご苦労で育てた実りの秋、大切に味わいたいですね。
さて、今回はそのお米のお話です。
お米は、私たちのお腹を満たしてくれるだけでなく、
環境にとっても大きな役割を果たしています。
田植えからわずか4か月
稲は一反(300坪)当り約500㎏のお米を生み出してくれます。
太陽の光の力を借りて、水と二酸化炭素からデンプンを合成する稲や野菜は、
人間が遥か及ばない素晴らしい自然化学工場です。
この光合成作用の結果、
稲は、お米の約2.5倍量の二酸化炭素を吸収し、
空気中にほぼ1.8倍量の酸素を放出します。
稲はお米を生み出し、私たちを生かしてくれるだけでなく、
空気中の二酸化炭素を減らし、酸素を増やして私たちの命を守ってくれています。
美しい田園風景は
“目に見える食べ物”だけを生み出している訳ではないんですね。
しかし、米農家の平均年齢は65.8歳。
米の消費量は減少の一途をたどり、
今や日本中の田んぼのうち、兵庫県と同じ面積が米を作れずに寂しい風景になっています。
ごはんは、世界一の長寿国の主食ですよ!
【管理栄養士 坂東武子】