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山梨 勝沼 フジッコワイナリー訪問

山梨県 勝沼 フジッコワイナリーへ行ってきました♪


『日本のワイナリーにも行くのですか??』と
何人かの方に、驚かれましたが…
そう、行ってきました。
車での日帰り弾丸訪問でしたが、ちょうど造りの最中という事で、
蔵が最も忙しい時期ですが、造り手の鷹野ひろ子さん自らご案内くださいました。

“フジッコ”と聞いて一番初めに思い浮かべるもの…そう、
“フジッコのお豆さん”ですよね。
そのお豆の“フジッコ”が1986年よりワイン造りに取り組んできたのがこのワイナリーです。当初より山梨大学の醸造学科の教授から指導を受け、その後、社長に迎え入れ、
『日本一のワインを造る!』ことを目指しています。

この畑には、甲州ブドウが植えられています。
市の名前でもあり、ブドウの品種名でもある甲州種は、
世界広しといえども、日本にしか植えられていない品種です。

通常は棚仕立てといって、よく見かける天井からブドウがぶら下がっている
仕立て方をしますが、ここではあえて、写真のように垣根仕立てにしています。

こうすることで、房を付ける数がおのずと制限され、
より味わいの濃い房を収穫することを狙っています。
甲州種を垣根仕立てにしているのは、おそらくフジッコさんだけではないでしょうか!?

収穫したブドウは、右の圧搾機で果汁を搾ります。
image 47-1.jpg
風船式の圧力で果汁を搾る、フランスのワイナリーも使っている、
一番やさしく搾れる圧搾機です。

搾り滓は畑へ。果汁は醗酵槽に移され、醗酵、熟成を経て
ビン詰めされて出荷となります。
image 47-2.jpg

さて、お待ちかねの試飲です。一緒に出てきたのが、
まさかの塩昆布!もちろんフジッコの(笑)
でもそれがピッタリなんです!
image 47-3.jpg

かつては、国産ワインと表示があっても、中身は外国産のブドウであることが
多かった国産ワイン。
しかし現在は、若者が新規で始めたり、自社畑を持ったりと、
大小さまざまな蔵が、風土や蔵の個性を競うようになってきました。
フランスワインとはまた違った顔を持つ、ジャパンワイン。
これから面白くなりそうですよ。

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