直輸入ワインと自然食品の店 ばんどう酒店

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木戸泉×ポンテべッキオ

大阪のイタリアンで最も有名な店の一つであるポンテベッキオで、
木戸泉の日本酒とのコラボ食事会が開かれました。
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木戸泉酒造は、私も大好きなお酒です。
先代が昭和30年代から重んじた“添加物のない、良い酒を造りたい!
それには、造りも、原材料の米も本物でなければならない!” というのが蔵のポリシー。
そして、そのころから、唯一無二の造り、一段仕込みのアフスや高温山廃を確立させ、
原料米には自然栽培米を使用した筋金入りです。
さらに、純米以上は造らず、酒を熟成させることを視野に入れた、
力強い酒質が特徴の蔵です。


そんな木戸泉の酒が、ポンテベッキオの山根シェフの目に? 舌に?とまり、
木戸泉の酒とイタリア料理の会が開かれました。
30名ほどの会で、その中に、木戸泉の庄司杜氏ご夫婦と、
いすみ市の役場の山口さんと4人でドキドキしながらの参加でした。
フランスやイタリアで、日本酒が流行っているとは聞きますが、
実際に本格的なイタリアンと日本酒のマリアージュを体験するのは初めて。
どんな料理と合わせるのか、興味津々です!
料理はもちろんイタリアンですが、木戸泉のあるいすみ市の食材をふんだんに使ったものでした。


◆パルミジャーノ・レジャーノ(チーズ)とサラミ、生ハム、いすみ市産の菜の花のディップを添えたものに、少し甘みのあるシュワシュワのアフス・スパークリングを合わせて始まり、
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◆ポテトとキャビアの料理には純米アフス生を。
◆ホワイトアスパラガスとタコのリゾットには、総の舞の生。
◆鰆のアンチョビ付け焼きには、五百万石の無濾過生。
これは、大変評判がよかったですね。

山根シェフ曰く、
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「イタリアンには、旨味、厚みがあって、
きっちり綺麗な酸がある木戸泉の酒の方が、
ワインよりもむしろ合うかもしれない。これは、世界に打って出られる酒だよ。
特に和っぽくしてないけど、料理に合ってたでしょ。」と。


コツコツ丁寧に造ってきた酒が、このような華やかな場で紹介されて、
杜氏はもちろん、私までジーンときました。
日本酒のふところの深さと、可能性を大いに感じる食事会でした。
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